正月にひいた風邪をこじらせていた。

 

鼻炎から副鼻腔炎に至り喉頭炎に発展したので声が出なくなって難儀した。声が出ないまま働いていたら、哀れまれたり労われたり、面目ない正月。面目ないけど働いているけどいつものことだけど労働意欲はなくて、申し訳ない正月。

猫と暮らしていた頃、外猫を極力触らなかった私は、浮気をしないタイプ。うちの猫に蚤やダニや病気を持ち帰りたくなかったから。リスク回避。これをそのまま人の話にすると面倒くさいのが、こういう自分の行動規範を理解してもらおうとかそういうアレ。猫を飼っていても野良猫を撫で回す人はいるし、それを別にとやかく言うのは嫌いで、自分はそうしているというだけのことなんだけど。あくまで行動規範の話であって、情の話ではないのに混同されるのも面倒くさい。

自分が無駄におしゃべりなのは、言いたいことを言いたいからというよりも、言いたくないことを言葉にしたくないからなのかもしれないと、さっき思った。たぶん合ってると思う。言葉にされたくないことをきくのもあんまり好きじゃない。だからそれ以外の言葉で埋めようとしているんだろう、きっと。感動もほんとうは言葉にしたくないことがらだから、感想って苦手なんだよなあ。だもんで、素直に感動を、言葉を繰って、伝えてくる人にうろたえてしまう。そういう自分の無用な神経質さとの折り合いは、いい年なんだからそろそろなんとかしたい。実は上段の猫の件も繋がってる。端折って端折って総括すると今年も独り身。ヘイ!

ところで、職場が設備工事をするんで、勤めだしてから最長の休みに入った。体調が戻りつつある戻りきらないタイミングなので浮かれそびれている。休業分だけお給料も目減りするのであんまりお金が使えないけど、お金を使わないなりの予定というのも考えが追いついてない。アタマも風邪の病み上がり。とりあえず定休曜日以外の夜に出れることはまずないからライブは3本行く。山に登る、ライブと映画、か。人と会う予定を作れないのは、気分も病み上がりだからかね。ヘイヘイ!

人と関わることを避け始めると服がよりカジュアルになり、ボーダー着用率も上がる。ここんとこその傾向が顕著。ああ、そういえばゲッターズ飯田さんの言うてることはあながち間違っていないな。

唐突にアレやけど、死にかけのときの性欲ってさ、生物として女の場合、ここから十月十日生きなきゃならんってなるから、この瞬間に子孫を残す可能性を賭してみたいなベクトルが生じないんちゃうかなって思う。だもんで弱り目に心の針がピクリとも振れないのは仕方がない。という弁解。健康あってのときめきですぞ。