荒療治

日記を書ける程度に体調は戻り、いろんなところの他力本願に他力本願して集めた大衆の知恵からすれば「吐き下さなければ感染経路は概ね断たれている」ようで、家を出てももうテロじゃないだろうと、4日間篭城した部屋を出ることにした。直角三角形の斜辺(浴室な)。治らなきゃ医者に行くのがはばかられるってどうかなーと思うけど治す薬もないんだし仕方ない。経過と現在の状況を説明して「飲食業だもんでお医者さまのお墨付きがないと職場に行けないんですよね。」つったら「大丈夫大丈夫、もう治ってる。」って言ってくれて助かる。私は風邪が特技で、このお医者さまは「大丈夫」が特技の名医。「休まにゃ治らん」「でも休めないんすよね」「そりゃ知らん」「むひゅー」というやりとりを毎度飽きずにやってくれる。今回は「こんだけ流行ってるねんから、どこでも(ウイルスは)おるし、誰でもかかってる。」って言ってくれて、いろいろ気持ちの荷が下りた。感染させる心配はないけど、まだ胃腸自体は本調子ではないのと、胃に痛みがあるので胃薬を処方されて、了。

業務再開したら医者に行く時間が惜しくなるから、この際ついでに耳鼻科に行く。年始の副鼻腔炎はやっぱり治りきってはおらず、薬どーん。

木、金の絶食を経て、昨日までとにかく消化によいものをと腐心して、蕪を柔らかく炊いたり、キャベツをくたくたに煮たり、もちろんおかゆだし、薄味に徹して何なら油脂をほぼゼロにしてゆっくりゆっくり胃を慣らしてきたんだけど、今日はとんかつ食べた!食べたった。とんかつ定食にミンチカツもつけたった。美味しかった。四日もずっと横になってたからいろいろ飽きてたし全然物足りなかったんだよね、本当は。まあ、胃も痛いことだし、もうちょっと助走をつけてからのとんかつにすべきだったかもしれないけど、どーん。これはもう性格だからなあ。ただ、今回のアレで嘔吐しながら自分の噛まなさをつくづく省みてたので、せめてよく噛んで食べようと私なりに頑張った。よく噛んで食べると満腹感がこんなに来るとは、っていうか急発進すぎたのも多分にあるな、とにかくお腹いっぱいになって、ちょっと困った。けど、よく噛んだし、大事には至らず。ミンチカツはつけなくてよかったかな。ジューシーで美味かったからよし。満足したんだったら、これを機に「早食いの」大食いはやめよう、な。

(※「~したった」:「~してやった」の関西方言。てゆうか「炊いた」も方言とか言われたら足場が揺らぐわー。かなんわー。そんなん言われても、今日もお大根炊いたったで。)